【オオツ光君がぼくに手を振ってくれたんだ!】ついでに三井寺と近江神宮へ行ってきたよ

もう数ヶ月も前のことになるけど、年末年始に実家に帰省したんだ。
2,3年に一度は年末年始に帰っているんだけど、かれこれ10年近くは泊まりで帰ったことはなくて日帰り。炬燵に入って家族の顔を見て、近所をぶらぶらして、また帰路につく。
こんな感じだから、「帰る」という表現がむずがゆくなるくらい。まぁ、とにかく実家のある滋賀県に行ったんだ。
帰っても何もすることはない。とにかく今すんでいる家を離れたかった。そんなことはよい。
電車でガタコト揺られながら、とは言っても、最近の電車はそんな情緒ある揺れかたなんてしないけど、徐々に実家に近づくにつれて、帰って何しようかと考え込んでいた。

この前帰省したときは、石山寺に行ったんだ。これはこれで良かった。
ご存じ紫式部縁の寺院。
源氏物語は断片的にしか読んでいなかったけど、所蔵されている絵巻物が展示されていて、それとともにあらすじが書いてあるんだ。
お堂やら他の伝説云々は他で見られるものではないから、いいんだけど、最も印象深かったのは、この絵巻物の展示だ。

そんな記憶が残っていたから、今度もどこかへ足を運ぼうと考えていたんだ。
ちょうど年末年始だし、近江神宮あたりは行きたいものだ。だが、如何せん年始は確実に混むだろうし、他の候補も考えていたんだ。
それで思いついたのが、三井寺だった。全国的に有名なお寺さんではあるが、実は行ったことがない。

んな訳で、三井寺へ行ってきたんだ。そのときのことは 別の日記
でも紹介した通り。なんとなく余所行き風に書いてしまったが、書いてあることは本当。一点誤りがあるとすれば、日記に書かれているのとは順路を逆にまわったぐらい。観音堂から見たんだ。まぁ、北東の仁王門からでも、南東の観音堂へ続く経路からでもどちらからでも入れるから、問題はないんだけどね。

そちらでも触れたけど、金堂は良かったよ。あまり写真なんて撮らない人なんだけど、撮れば良かったと後悔している。お堂の中で撮っていいものかわからなかったからね。
お堂の中をぐるりと仏像が配置されているのは、実に圧巻でございました。
こういうのを見せつけられると、もう少し仏教や仏像に詳しければなぁと思ってしまう。味わえば良いんだという人もいるんだろうけど、味わうってのも結局、ベースとなる知識なり、経験なりがあって、それに対する感情みたいなものがあるからだと思うんだ。極端な話、この阿修羅やその千手観音はかっこいいとか、あの半跏思惟像はちょっと高貴なエロさを感じるみたいなのも、かっこいいものとかえろいものとか高貴なものを見ていて、その中で比較した結果だと思うんだ。だからさ。そら、感じたさ。一個一個観てまわったしね。お堂や建築物もそうだけど。で、ボクの中で最も強烈に感じたのは、一つ一つの仏像というより、金堂の中にこれだけ仏像が配置されているという状況だったわけさ。まぁ、博物館やらに行くと、もっと数展示されている場合もあるだろうし、圧倒的という点で言うと、かつてタイに行ったときのどでかい涅槃像の方が圧倒的なんだけど、でも、ひとつのお堂、まぁ、国宝指定された安土桃山の秀逸な建築とされている金堂ではあるのだけど、その中に、これdめおかと並べられているのが、圧倒的でもあり、可笑しくもあったわけさ。

これに関連して言うと、一切経蔵も圧倒的だった。八角形の筒にお経が納められているだけなんだけどさ。それももうボロボロなんだけどさ。どでかい八角形の筒を見上げながらぐるりと一周すると、筒の側面が小さな枠で区切られていて、その中の一つ一つにお経が詰まってんだよ!お経をこんなにたくさん奉納することが、これを奉納したのは毛利輝元らしいけど、当時の人にとっては意味を持っていたということが驚きじゃないか。別に一個でいいじゃないかって。

同じくこの三井寺に収納されている、狩野光信の障壁画。三井寺の文化財収納庫で観られるものなんだけど、これが圧倒的でさ。これでも思うんだけど、あの頃はそういう時代だったのかなぁと思ってしまう。まぁ、金堂内部に仏像が多数配置されているのは、展示としてだろうけどね。

ついでに、近江神宮にも行ってきたよ。
何を考えたのか、元日にいっちゃったから、人がわんさかいて、もうお参りもすることなく、さらっと神宮内を観てまわって帰っちゃったけどね。
そのときにさ。
なんとオオツ光君にエンカウントしたよ!実はこの日の一番の感動だったよ。

オオツ光君
オオツ光君

写真を撮ろうとすると、観光課らしき人が木陰に隠れてくれるという優しさを見せてくれたよ!
感動した!これでこの一年、がんばれるって思ったよ!ありがとう!

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投稿者: Hiyokomaru

こんちはっ! こっそり頑張るSOHOライター、ひよこ丸だよっ。 こう見えても、もう不惑のオジサンなんだ(汗 いつか立派な雄鳥ライターになるんだっ!

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