コロナ禍とソダーバーグとお菓子買いに行きたい

お菓子買いに行きたいんだ。無性にお菓子食べたいんだ。甘いリプトンのレモンティーとチョコレート菓子を貪るように映画やアニメ見ながら食べたいんだ。むしゃむしゃむしゃむしゃ。

でもそれができない。いやぁ、必要なんだから適当に自分に理由つけて行けばいいんだけど、やっぱりレジに必要な食料品が何点かないときまり悪いだろ。いや、そんな体裁今更気にするほどでもないんだけどさ。全部コロナが悪い。熱と空咳が前兆ですって言うけどさ。熱が低ければよくある症状だし、熱が高ければコロナどころじゃなくてもう病気じゃない?どうすればいいの?なんで発生源が武漢なのに人口の多い中国と日本はそんあ多くないの?まぁ、これまでのインフルエンザに比べれば、今の日本の感染者でも多すぎるぐらいなんだろうけどさ。でも、おかしくない?アメリカ人とイタリア人ちょっとおかしくない?罹りすぎじゃない?クラスターってコンサートとかクラブとかクルーズ船とか怪しい大学生の飲み会とかでしょ。で、多いのアメリカ人とイタリア人っで、発生源は上海に近い武漢でしょ。で、日本の大都市で名古屋は相対的に少ないんでしょ。決まりじゃない?ほっとこうぜ。ねぇ、お菓子買いに行っていい?おいら絶対罹らない自信ある。踊りに行くクラブなんて生涯で2回しか行ったことないし、コンサートも殆どない。声優のコンサート行ったことあるぜ!おいら絶対罹らないぜ!お菓子買いに行っていいだろ?

冗談はさておき、ちょっと真面目な話をする。ちょっとこのコロナ禍の現象が差別的になる潜在的な原因には、文明というものがあると思う。欧米人や黒人の文明圏がこういう自体にわーわーわー慌てて大げさに叫ぶ傾向も少し原因しているが、これも文明の質的相違が原因している。単純に言えば、孔子、老子、秦の始皇帝を生んだ東洋文明圏と、アゴラでワーワーワー叫びながら文明を形成してきたオリエント以西の文明圏の相違である。同調圧力もワーワーワー明るく上品に知性的に叫ぶというものだから、そら病気が流行るときには伝染るんです。そら伝染りますよ。そして、この根底にあるものは白人文明、こんな言い方したらレイシストみたいだけど、オリエント以西の文明を起こした彼らがどこから来たのかということと、我々東洋人はどこから来たのかという点だ。かつて7,8万年前に東南アジア付近でトバカタストロフが起きたころ、人口は絶滅の危機に陥るわけだが、そこからしばらく後2万年ほど前にラスコーでクロマニョン人が壁画を描くわけだ。ざっくばらんすぎて、考古学に詳しい人に笑われるレベルかも知れないが、このいくつかの点がヒントなのではないかと思っている。よく人類の遺伝子の多様性があまりないのはトバカタストロフのときに絶滅に瀕しているからだと言われる。そうなんだろうと思うが、そのときは未だホモサピエンスは生物学的に今の我々の形質となっていたわけではない。そのあと、クロマニョン人やら、近い種と混じって今の我々になったのであろうが、その終局も2万年前より最近なわけだ。で、1万年前ほどには各地で文明が起こるわけだ。この過程でホモサピエンスが形作られ、そのなかで黒人、白人、黄色人種ができるわけだが、今回のコロナウィルスの罹り方こそ、これを如実に表すものではないかと思う。白人は罹りすぎなのではないかという点だ。例えば、アルコール耐性やカフェイン耐性の度合いが白人と黄色人種で結構違うのと同様に、コロナウィルスやインフルエンザウィルスにもそれが言えるのではないか。医学には詳しくないので、深く突っ込めないが、これは突き詰めれば、白人というのはその誕生時点で文明人なのではないか。生モノに対する拒否反応、アルコールを分解する処理能力、それと対照的に刺激物であるカフェインに反応しやすい体質。これらは正に誕生時点で彼らが文明人である証拠なのだ。だから、一種の文明病とも言える風邪、インフルエンザの類に弱いのではないか。と、まぁ、邪推してみるのだが、要はお菓子買いに行きたいのだ。

ところで、コロナ禍つながりで、スティーヴン・ソダーバーグ監督のコンテイジョンを見ましたよ。いやぁ、ソダーバーグは気持ちいい画作りですよね。本当にアメリカ文学黄金時代のようです。サリンジャーやブコウスキーのような、流麗だがフランスのボードレールのような過剰な言葉遣いや、アニメやSFX系大作にあるような過剰な表象を廃した世界。するーっと流れていく世界はほんと大事な伏線や情報提示を見逃してしまいかねない。というより、彼の作品がトラフィックやオーシャンズ以外あまりヒットしないのはそれが原因だろうと思うのであります。そもそもソダーバーグがそんな多作家であったとは、このコンテイジョンをググって、ソダーバーグのフィルモグラフィーをウィキペディアで見るまでは気づきませんでした。するーっと作ってんじゃないないでしょうか。結構、好きなんですよ。でも、オーシャンズなんて人前で褒めたくないでしょ。トラフィックだってドラッグの話だし。そんな話ばっかなんですよ。サリンジャーじゃないですよね。ブコウスキーかな。でも、そんなハードボイルドじゃないですよね。フィッツジェラルドかな。でも、とにかくあんな感じですよ。あれ、どんな映画だっけってなるこの感じ。人の感情とかバカスカえぐったりしないホントジョージ・クルーニーの笑顔みたいな作品です。スルーってなります。画面遷移が流麗で俄然見逃してしまいます。もう重要なシーンとかじゃなくて作品自体見逃してしまいます。他いっぱい作品あるんですよ。いいところもいっぱいあるんですけど、いらないんですよね。ソダーバーグの作品をクエンティン・タランティーノやウディ・アレンに出てくる登場人物みたいにクドクド感情的に語るなんて適切な語り方じゃありませんよね。ちょっとオシャレにいいたいな。このソダーバーグって人。スルーってなります。ねぇ、お菓子買いに行っていい?

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投稿者: Hiyokomaru

こんちはっ! こっそり頑張るSOHOライター、ひよこ丸だよっ。 こう見えても、もう不惑のオジサンなんだ(汗 いつか立派な雄鳥ライターになるんだっ!

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